プログラマティック広告とは?採用サイトに活用する場合のメリットとデメリットを解説
公開日:2024年1月11日
採用サイト採用戦略
目次
- プログラマティック広告とは?
- プログラマティック広告のメリット
- ープログラマティック広告のメリット1:ターゲットの精度向上
- ープログラマティック広告のメリット2:コスト効率の改善
- ープログラマティック広告のメリット3:客観的で柔軟な予算配分
- プログラマティック広告のデメリット
- ープログラマティック広告のデメリット1:技術的な知識が必要
- ープログラマティック広告のデメリット2:プライバシーの懸念
- ープログラマティック広告のデメリット3:質の低いWebサイトに出稿される可能性がある
- プログラマティック広告の代表的なプラットフォーム
- ーGoogle広告
- ーGoogle Marketing Platform
- ーThe Trade Desk
- ーAdobe Advertising Cloud
- まとめ
採用サイト制作を中心に採用支援をしている株式会社Miuitです。
採用広告を打ちたいけど、「プラットフォームは何を活用していいのか、どのような内容で広告を打てばいいのかわからない」とお困りの方も多いと思います。
今回は、採用サイトに適した広告手法として「プログラマティック広告」について解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
プログラマティック広告とは?
Google広告 や The Trade Desk などに代表される「プログラマティック広告」は、広告の購入、配置、最適化などを自動化して、最適なターゲットに自動的に広告を配信する手法です。
2010年以前は主流であった、固定広告枠を購入し、その枠に広告を掲載するタイプの「純広告」とは対照的で、予め設定された予算に基づき、自動的に広告枠を購入して広告を表示します。
「1クリックあたりの料金」という形で契約されるのが一般的で、ユーザーがWebページを表示するたびに、その時点で入札を勝ち取った広告主が広告を配信する仕組みになっています。
最近では、AIでデジタル広告を最適化するプラットフォームがほとんどであり、データ駆動型のアプローチでROI(投資収益率)の向上が期待できます。
そのため、現在ではデジタル広告手法の主流として位置づけられています。
プログラマティック広告のメリット
プログラマティック広告のメリット1:ターゲットの精度向上
プログラマティック広告では、応募者のオンライン行動や興味関心に基づいて、より関連性の高い広告を配信できます。
例えば、IT企業の採用サイトにおいて、プログラマティック広告を活用すると、ユーザーのブラウジング行動からエンジニア職に興味があるユーザーを特定し、彼らに特化した広告を配信する、などということが可能です。
プログラマティック広告のメリット2:コスト効率の改善
広告の購入や配置を自動的に最適化することで、無駄な広告出稿を削減し、広告費用を最大限に活用することができます。
プログラマティック広告のメリット3:客観的で柔軟な予算配分
リアルタイムのデータに基づき、効果の高いキャンペーンに予算をシフトすることができます。例えば、運営中の複数キャンペーンの中から、効果的なキャンペーンを特定し、そこに予算を集中させることで、全体のROIを向上させた、という例がいくつもあります。
プログラマティック広告のデメリット
プログラマティック広告のデメリット1:技術的な知識が必要
シンプルな仕組みであった「純広告」とは異なり、アルゴリズムが複雑化したプログラマティック広告を活用して効果的なキャンペーンを実施するには、デジタル広告の知識が不可欠です。
初めてプログラマティック広告を導入したものの、知識不足により最初のキャンペーンで期待した成果が得られなかった、ということにならないよう、この記を熟読し、ぜひとも概要を掴んでいただければと思います!
プログラマティック広告のデメリット2:プライバシーの懸念
ユーザーの検索履歴などから、オンライン行動や興味関心に基づいて広告を配信するプログラマティック広告は、純広告と比較してプライバシーに配慮する必要があります。
例えば、消費者データの使用に関するプライバシー規制が厳しいEU圏内の企業が、GDPR(個人データ保護やその取り扱いについて定められたEU域内の各国に適用される法令)への準拠に苦労し、キャンペーンの対象範囲を調整せざるを得ない状況が発生しています。
プログラマティック広告のデメリット3:質の低いWebサイトに出稿される可能性がある
プログラマティック広告の課題のうち、特に顕著な課題とされているのが、広告枠を売る側の参入障壁の低さです。つまり、Webページの質が低くても広告枠を売ることができるという状態にあります。
プログラマティック広告では、Webサイトから収集されたユーザーの性別、年齢、居住地域、Webサイト訪問履歴などの情報(オーディエンスデータ)を分析して、ユーザーの興味関心に合致する最適な広告の配信が可能になります。
これは広告主にとっては大きな利点ですが、一方で、オーディエンスデータの精度が高ければ、Webサイトの質に関わらず広告枠を売買することができるという状況が生まれています。
これにより、媒体側がこのシステムを悪用することも可能になり、低品質なサイトを大量に作成し、それらに広告枠を設けて利益を上げるといった行為も起こり得ます。実際に、広告費の20%がこのような低品質サイトに配信されてしまう事例も報告されています。
プログラマティック広告の代表的なプラットフォーム
Google広告
Google広告は、主に個人事業主や中小企業など、簡単にオンライン広告キャンペーンを始めたいと考えているユーザーに適している広告プラットフォームです。
検索結果ページやGoogleのディスプレイネットワーク、YouTubeなどに広告を簡単に表示することができます。キーワードに基づくリスティング広告、ディスプレイ広告、ビデオ広告などがあります。
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/
Google Marketing Platform
Google Marketing Platformは、主に大企業や広告代理店など、複雑な広告キャンペーンを管理し、詳細なデータ分析と広告の最適化を必要とするユーザーに適している統合型プラットフォームです。
Google Analyticsなどのサービスとの統合が可能で、広告配信、データ分析、最適化を一元管理できます。これにより、データをリアルタイムで分析し、広告戦略を迅速に調整することが可能です。
また、データプライバシーとセキュリティに重点を置いており、ユーザー情報の保護に関して厳格なガイドラインに従っている点も大手企業向きと言えます。
https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/
The Trade Desk
The Trade Deskは、使いやすさを重視され、ユーザーフレンドリーなインターフェイスが高く評価されている広告プラットフォームです。直感的なダッシュボードは、初心者から上級者まで幅広いユーザーに適しています。
また、費用効果や広告の配信方法に関する透明性を重視しており、広告主は自らのキャンペーンに完全なコントロールを持つことができます。
https://www.thetradedesk.com/jp
Adobe Advertising Cloud
Adobe Advertising Cloudは、クリエイティブの最適化に強みを持っています。Adobe AnalyticsやAdobe Experience Managerなど、他の自社製品とのシームレスな統合により、広告キャンペーンの作成から実行、分析までをスムーズに行えます。
これにより、データ駆動型のクリエイティブ最適化が可能となるため、クリエイティブにも力を入れていきたいという方にはおすすめのプラットフォームです。
https://business.adobe.com/jp/products/advertising/adobe-advertising-cloud.html
まとめ
今回は、採用サイトに適した広告手法として「プログラマティック広告」について解説していきました。
広告運用となるとハードルが高いように感じますが、Google広告などは個人事業主や中小企業でも使いやすく、上限金額を設定しておけば、とんでもない金額が使われることも防ぐことができます。ぜひ利用してみてください。
また弊社では、採用サイトのデザインや開発だけではなく、その後の広告運用やアクセス解析まで、採用サイトに関するすべてのサポートを提供しています。部分的にでもお役に立てればと思いますので、下のバナーから、ぜひお気軽にご相談ください。
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