エンジニア採用でやるべき5つのこと
公開日:2023年12月2日
エンジニア採用
目次
採用サイトの制作を中心に採用支援を行っている株式会社Miuitです。
エンジニア採用は多くの企業にとって重要な課題でありながら、同時に非常に難しいプロセスです。市場の拡大とエンジニア不足の状況が重なり、採用戦略はさらに複雑化しています。そこで、本記事では、エンジニア採用でありがちな落とし穴を深掘りし、それらを防止するための実用的なアドバイスを解説します。
エンジニア採用でやるべきこと①:現場が求める人材の要件を適正化する
エンジニア採用では、現場が提案する具体的な要件(例:「Reactの3年以上の開発経験、プロジェクト管理能力、28~35歳の年齢範囲、Unity使用経験」など)を求人に反映させることが一般的です。
しかし、これらの要件が必ずしも採用市場の動向にフィットいるわけではありません。
近年では、社内で開発に携わるエンジニアが採用プロセスにも関与し、より実務に適した要件への調整を行っているケースも見られます。
採用担当者は、市場のニーズを理解し、実際に採用可能な人材要件を設定することが求められてきます。
エンジニア採用における具体的な要件を、経験年数とレベルに基づいて補足します:
- 初心者(0-1年): 基本的な技術の理解と簡単なタスクの経験。
- 初級(1-3年): チームメンバーとして、簡単な部分の開発やプロジェクトの小規模な部分を担当
- 中級(3-5年): プロジェクトの重要な部分を担当し、時には小規模なチームをリードする。
- 上級(5-8年): プロジェクトの主要な部分を管理し、複数のチームメンバーを指導。戦略的な意思決定に関与する。
- 超級(8年以上): プロジェクト全体のリーダーや技術顧問として機能。重要な意思決定に関与し、複数のプロジェクトやチームの指導を行う。
エンジニア採用でやるべきこと②:技術ブログなどWEB上の情報を増やす
エンジニアに関わらず多くの求職者は、求人を見た後にインターネットで追加情報を検索してから応募する傾向があります。
そのため、採用ホームページやその他の媒体での情報発信が有効となります。ここでは、エンジニアに対して特に有効な情報発信の手法として、以下の5つをおすすめします。
- 代表のビジョンと解決したい課題
- チームメンバーの紹介
- エンジニアの育成制度や文化
- 職場環境
- 技術力を示す技術ブログ
特に5つ目の「技術ブログ」に関して、エンジニアは自分がどの技術レベルの企業に入社することで成長につながるかを常に考えている傾向があるため、有効です。予算に制約がある場合、「note」のような無料プラットフォームの活用も効果的です。記事のリンクをスカウトメールに添付したりすることで、情報のリーチを広げることができます。
エンジニア採用でやるべきこと③:インパクターによるカジュアル面談
エンジニア採用において、「インパクター」とは、候補者に強い印象を与えることができる重要な人物を意味します。
必ずしもエンジニアである必要はありませんが、このような影響力のある人物がカジュアル面談を担当することで、候補者の興味を引きつけ、選考プロセスを効率化することが可能です。
また、この方法は候補者の応募ポジションとは別に適しているポジションがある場合、適切な職に誘導する機会も提供します。
エンジニア採用でやるべきこと④:採用条件を社内の基準に合わせない
一般的な採用活動において、企業が年齢や勤続年数に基づいた年収レンジを設定することは非常によく見られます。
しかし、これはエンジニアの採用においては効果的ではない場合が多いです。エンジニアは通常、スキルやプロジェクトへの貢献に基づいて報酬を期待しており、固定的な年収基準は魅力を感じにくいことがあります。
そのため、エンジニアの市場価値と現場のニーズに基づいた適切で客観的な年収の設定が求められます。
エンジニア採用でやるべきこと⑤:タレントプールの活用
タレントプールを活用することが重要です。タレントプールとは、選考過程で不合格となったり、内定を辞退した候補者との関係を維持し、将来的な採用の可能性を広げる戦略です。企業はエンジニア向けイベントを通じてタレントプールを拡大し、転職市場の動向に応じてこれらの候補者に再度アプローチすることが重要です。
YOUTRUST のようなサービスもタレントプールとして活用できます。YOUTRUST は、キャリアSNS でフォロー、フォロワーにスカウトメッセージが送信できます。また、「副業意欲」と「転職意欲」が表示されており、これにポジティブな動きがあると通知が来るので転職意欲の高い人材と接点が作れます。
過去にYOUTURSTを活用した事例を紹介しているので、こちらもぜひご覧ください。
>>>【対談】副業人材の生産性向上と社員転換-エンゲージメント強化のコツ
まとめ
今回は、エンジニア採用でありがちな落とし穴を深掘りし、それらを防止するための実用的なアドバイスを解説しました。エンジニア採用は多くの企業にとって重要な課題でありながら、それと同時に非常に難しいプロセスでもあります。市場の拡大とエンジニア不足の状況が重なり、採用戦略はさらに複雑化している現在、エンジニアに適した採用戦略を立案し、確かな技術力で他企業との差をつけていきましょう!
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