採用サイトにSEOは必要なのか?

公開日:2024年4月7日

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採用サイトの制作に際して、SEO対策の必要性について議論されることが少なくありません。今回は、採用サイトを閲覧する求職者の行動を基に、採用サイト制作時にSEO対策を行うべきか否かについて、採用サイト制作を普段より行なっている弊社の考察を述べていきます。

そもそもSEOとは?

まずは簡単に SEO の説明をします。SEO についての説明が不要な方は次のセクションへスキップしてください。

SEOとは、検索エンジンからサイトに訪れることを増やすことで、特定のキーワードで検索された際に自社サイトのページを上位表示させるように調整することです。
例えば、渋谷でパーソナルジムを運営していた場合、「渋谷 パーソナルジム」で上位表示されると集客に繋がる可能性が高くなります。

ある調査によると、検索順位が1位ではクリック率は14%程度ですが、10位では1.3%程度まで下がるため上位表示させることは重要なことだと言えるでしょう。

この SEO 対策は採用サイトに必要なのでしょうか?

採用サイトに指名検索にヒットすればいい

弊社のスタンスとして、採用サイトのSEO対策は最低限でいいと考えています。最低限というのは「(会社名) 採用」や「(会社名) 求人」といった企業名が入った指名検索でヒットすればいいということです。

SEOの競合が強い

SEO対策をしていくのであれば、「名古屋 エンジニア 採用」にように「(地域) (職種) 採用 or 求人」といったキーワードで上位表示をされる必要があります。しかし、これらのキーワードはマイナビやリクナビNEXT、Indeed といった求人サイトに独占されています。

上記のサービスは、かなりの人数やお金を割いてこの SEO 対策をしています。このような企業を差し置いて自社の採用サイトを上位表示させるのは至難の技です。表示させるにしても相当なコストがかかりコストパフォーマンスは良くないでしょう。

カスタマージャーニーから考える指名検索

そもそも Apple や SONY、LINE のような誰もが知る企業で働く方はほんの一握りで、ほとんどの企業は採用活動中に採用サイトで地域や職種等で条件検索を行い、求職者に知られます。その採用サイトを見て興味を持った場合、その企業のコーポレートサイトや採用サイトを検索して情報収集を行います。

つまりサイトへの流入経路は採用媒体→企業名を入力して検索→コーポレートサイト or 採用サイトのケースがほとんどです。

なので、採用サイトの SEO は指名検索をしてもらった際に表示をされるようにしてあればいいということです。この程度の SEO 対策であれば特段難しいことはなく、最低限の設定をするだけで十分なのです。

なぜ採用サイトに SEO を勧める企業が存在するのか?

採用サイトにSEOを勧める企業は、普段コーポレートサイトや BtoB サイトの制作を主力としている事が多いです。採用について特段知見を持ち合わせている訳ではないのです。
特にBtoBサイトではSEO対策が重要視されるため、そのいつもの流れで提案していると考えれるのですが、彼らには悪意はないと思います。

まとめ

今回は、採用サイトにSEOは必要なのか、というテーマについて解説をしていきました。売り手市場の昨今、採用難易度は上がるばかりの中、当記事が少しでも参考になれば幸いです。

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