【事例紹介】採用サイトの社員インタビューの効果とは?実際の事例もご紹介!
公開日:2024年4月9日
採用サイト採用戦略
目次
採用サイトの制作を中心に採用支援をしている株式会社Miuitです。
近年、インターネット検索の普及に伴い、地方企業の採用活動は求人広告から「採用サイト」へとシフトしています。
採用サイトは、企業と応募者の最初の接点であり、「会社の顔」とも言えます。中でも、社員インタビューのページは、応募者が会社の雰囲気や実情を知る上で重要な情報源となります。
今回は、社員インタビューを採用活動に取り入れることで、どのような効果が期待できるのかを解説します。また、実際にうまく活用している企業の事例も交えながら、その影響力を詳しく見ていきましょう。
採用サイトに社員インタビューを入れるメリット
社員インタビューの掲載で得られる主なメリットをまとめると、以下の通りです。
- 職場の雰囲気や社員の生の声を伝えられる
- 会社の価値観やビジョン、求める人物像を発信できる
- 企業と人材のミスマッチの防止
- 活躍する社員のロールモデルを提示できる
それぞれについて詳しく見ていきましょう!
職場の雰囲気や社員の生の声を伝えられる
社員インタビューは、企業理解を深める上で非常に有用です。社員の仕事内容や成果、達成感などを具体的に伝えることで、応募者は「働く自分」をイメージしやすくなります。
また、企業の理念に共感し、高い志望度を持つ人材を集めることにもつながります。
会社の価値観やビジョン、求める人物像を発信できる
応募者が抱く「この会社は自分に合っているのか?」「未経験でも活躍できるか?」といった不安や疑問は、先輩社員のリアルな声を通して解消できます。
これにより、応募へのハードルが下がり、後押しになることが期待できます。
企業と人材のミスマッチの防止
加えて、社員インタビューは、企業と応募者双方にとって望ましくないミスマッチを防ぐ効果も期待できます。
入社後の仕事や生活のイメージを具体的に描けるため、現実とのギャップが生じにくく、早期退職のリスクを減らせます。
活躍する社員のロールモデルを提示できる
実際に企業で成功している社員の話は、応募を迷っている求職者にとって具体的なロールモデルとなります。これは、特にキャリアアップや学習機会など、「成長」に価値を置く応募者にとって重要な判断材料となります。
Z世代など、近年の新卒世代は職場選びにおいて「成長」や「社会貢献」を重視する価値観に変わってきています。そのそうもしっかりと獲得していくためにも、社員インタビューは有効と言えるでしょう。
社員インタビューを掲載する際のポイント
採用サイトに社員インタビューページを効果的に取り入れることは、企業が応募者に職場の雰囲気を伝え、企業文化を共有する絶好の機会です。
ここでは、社員インタビューコンテンツを掲載する際の4つのポイントを紹介します。
インタビューする社員は求める人物像に近い社員
当たり前ですが、インタビューをする社員は、企業が求める人材像を反映している必要があります。
求職者は社員インタビューページに登場する社員を見て、企業の雰囲気や方針を判断することが多いため、目指す人物像に近い社員を紹介することで、その社員と似たような人物が応募してくれる可能性が高くなります。
さまざまな職種・役職の社員にインタビューする
インタビューをする社員が、特定の部署などに固まっていてはもったいないです。
また、求職者が親近感を感じやすい新入社員から、キャリアの目標となるベテラン社員など、様々な役職や職種の人々を紹介するようにしましょう。
多様なポジションの社員が活躍している様子を見せることで、求職者のモチベーションを高めることができます。また、多様なキャリアステージの人々に焦点を当てることで、入社後のキャリアビジョンも広がるでしょう。
求職者のニーズに合ったインタビュー内容
社員インタビューを構成する際は、常に応募者の視点を心がけることが重要です。
求職者が採用サイトを見に来ている段階では、まだ応募するかどうか決めかねている状態である場合が多いです。そんなときに、かなり実務に込み入った専門的な話をしても食いつく求職者は少ないでしょう。
求職者目線にたったインタビュー内容の例としては、以下のようなものが挙げられます。
- 入社のきっかけ
- キャリア成長の機会
- 企業文化への共感
- ワークライフバランス
読後にその企業で働くことを想像できるコンテンツにする
インタビューを通じて、応募者が具体的に「この企業で働いたらこんな感じか」とイメージできるような情報を提供することが大切です。
職種ごとに、社員が実際に働く様子や一日の仕事の流れ、成果を出したときや厳しい状況のエピソードなど、リアルな職場体験を伝えましょう。これにより、応募者が企業をより深く理解することができ、応募へのハードルが下がります。
社員インタビューを掲載した成功事例
丸紅株式会社
丸紅株式会社の採用サイトは、「とがった丸になれ、丸紅。」というキャッチフレーズと、そのことばを軸としたデザインやコンテンツで統一感があります。特に、「100の社員が100の個性で」という特集では、従業員100人分の「仕事のやりがい」や「今後の目標」といったメッセージを掲載し、求職者に一緒に働くこととなる従業員について知ってもらう工夫がなされています。
この採用サイトでは、社員一人ひとりのメッセージを通して、同社が大切にしている多様性と働きがいを効果的に伝えています。異なるバックグラウンドを持つ社員たちが、それぞれの経験や学び、そして働く中で感じた企業文化について語ることで、企業が多様な人材を受け入れ、その能力を最大限に引き出すための環境が整っていることが伝わります。
また、社員が仕事を通じて得ている達成感や充実感についても具体的に語られており、応募者は丸紅株式会社で働くことの意味や価値を、実際に働く人々の視点から理解することができます。
このように、一人ひとりの社員が自身の言葉で企業との関わりや仕事への思いを表現することで、応募者にとって企業への理解が深まります。
応募者は、丸紅株式会社がどのような価値観を持ち、どのような人材を求めているのかを具体的に感じ取ることが可能になり、自身がその中でどう関わっていけるのかを考えるきっかけになります。
伊藤忠商事
伊藤忠商事株式会社の採用サイトは、「アオイ情熱を持っている」というキャッチコピーと、青を基調としたシンプルで美しいデザインが印象的です。
このデザインは、企業のプロフェッショナリズムと安定感をアピールし、一貫した価値観やビジョンを象徴しています。
従業員紹介ページの「アオイ情熱を持つ人たち」という特集タイトルは、採用サイト全体の統一感をさらに強めています。
ここでは、様々な部門で活躍する社員のインタビューを通じて、彼らが感じる企業文化や働きがい、成長の機会について語られており、応募者が同社の雰囲気を具体的に理解し、自分の将来像をイメージするのに役立ちます。
また、トップページの目立つ位置に「NEWS」を表示するなど、求職者が最新ニュースを見逃さないための工夫も見受けられます。
このように、伊藤忠商事の採用サイトは、統一感のあるデザインと社員インタビューを通じて、同社の鮮明な企業文化を応募者に伝えています。これにより、企業としてのアイデンティティを明確にし、応募者が企業の理念や価値観に共感しやすくなっています。
まとめ
今回は、採用サイトの社員インタビューページを採用活動に取り入れることで、どのような効果が期待できるのかを解説しました。
社員インタビューの情報は、応募者が会社の雰囲気や実情を知る上で重要な情報源となります。
今回紹介したような、実際にうまく活用している企業の事例を参考に、ぜひ取り入れていきましょう!
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