エンジニアファーストな採用サイト5選
公開日:2025年3月20日
採用サイトエンジニア採用

目次
近年、エンジニア採用は市場競争が激化しており、優秀なエンジニアを確保することが企業成長のカギになっています。そこで自社の魅力をより効果的に伝えるために、ビジネス職とは切り離して「エンジニア用の採用サイト」を独立して持つ企業が増えてきました。
なぜなら、ビジネス職とエンジニアでは「この会社で働きたい」と感じるポイントが異なるからです。エンジニアが気になる技術スタックや評価制度など、専門性や働き方の観点からより詳しい情報を提供することが求められています。
エンジニアファーストの採用サイトとは
企業によっては、自社の説明を一方的に載せるだけの採用サイトを運用している場合があります。しかし、エンジニアの採用競争が激化する今、求職者(エンジニア)が本当に知りたい情報を優先的に伝えることこそが「エンジニアファーストな採用サイト」の重要なポイントです。
エンジニアが知りたい情報は何か?
『Qiitaエンジニア白書2024』によると、エンジニアが企業選びで重視している要素として、
- 給与や評価制度(1位)
- 自分のスキルが活かせるか(2位)
- 企業が扱う技術スタック・技術知見(3位)
が挙げられています。
この調査結果からもわかるように、エンジニアは「いくらもらえるのか」「どのように評価されるのか」「自分の技術が発揮できる環境か」という点を特に気にしているのです。

情報の具体性が重要
情報は具体性がなければ、書いていないのと同じになってしまうので注意が必要です。
例えば「給与400万円〜1000万円」といった幅の大きい表現だけでは、エンジニアにとっては自分の給与がどの程度になるのかが分からないので、給与の情報を伝えられているとは言えません。
また、「使用する技術スタック」が曖昧なままだと、応募をためらわれるケースも少なくありません。特に受託開発をメインとする企業の場合は、プロジェクトごとに使う技術が異なることも多いでしょう。そのため、「どのような案件が多いのか」「主要な技術領域は何か」を具体的に記載することがエンジニアファーストな採用サイトづくりの第一歩です。
エンジニアファーストな採用サイト5選
1. クラスメソッド株式会社
採用サイト:https://careers.classmethod.jp/

豊富なコンテンツ
クラスメソッド社の採用サイトはとにかくコンテンツが豊富です。以下は弊社が調査して作成したサイトマップですが、コンテンツの幅も広いですが、社員インタビューも29名行っており、深さもある印象です。
「他社内定と迷われている方へ」というページでは、事業会社や同業の受託開発企業との違いを端的に伝えており、求職者に寄り添ったコンテンツになっています。

2.ベストスキップ株式会社
採用サイト:https://www.bestskip.com/recruitment

年収レンジを職位ごとに公開
ベストスキップ社は数字で見るコンテンツと募集要項で、職位ごとの年収レンジを公開しています。また、また給与が高い職位の人数が極端に少ないのかも?と思わせないために、職位の割合をグラフで公開しています。こちらは弊社(株式会社Miuit)で制作した採用サイトです。

3. CTC (伊藤忠テクノソリューションズ株式会社)
新卒採用サイト:https://www.ctc-g.co.jp/recruit/newgrads/project-story/

業務内容の解像度をプロジェクト事例
「未来を変えるCTCプロジェクトストーリー」というコンテンツがあり、ここでは CTC社 でのプロジェクトについて社員同士で対談をするものになっています。大手企業ならではの、スケールが大きな仕事が多いということが伝わるでしょう。特に大手企業のエンジニア採用サイトはプロジェクト内容があまり採用サイトに書かれていないので効果は大きいです。
※オープンコースですが参考になるので選定しています。

4. 株式会社SmartHR
エンジニア採用サイト:https://hello-world.smarthr.co.jp/

開発組織のバリューは明確
開発に関する社内文化はは企業により大きく異なります。アジャイルかウォーターフォールなのかどちらの文化なのかはエンジニアにとっては重要な情報です。「開発組織のバリュー」というコンテンツでは、自立駆動や早い方がカッコいいといった社内文化を発信しており、求職者のニーズに応える情報が伝わります。

変わらない技術スタック
SmartHR社は自社サービスを運用しているので、受託開発の企業とは異なり自社で決めた技術スタックで開発が可能です。こういった企業は以下の画像のように自社の技術スタックを分かりやすく公開するのはおすすめす。お客様の都合に合わせる必要がない点は受託開発の企業にはできない点なので差別化要素になります。

5. イオングループ
エンジニア向け採用ページ:https://engineer-recruiting.aeon.info/

優秀層と働ける
イオングループのエンジニア向け採用サイトでは、Google出身者やCTO経験者など経験豊富なリーダー人材が集まっているという訴求をしています。「エンジニア白書2024」の調査結果には載っていないですが、弊社がエンジニア採用を行う支援企業で「入社して良かったことはなんですか?」と質問をすると、優秀な人と働けてスキルアップを実感できるという声は多いです。
このことから、社内に優秀な人材がいた場合、積極的に PR をこなうことは求職者のどんな人と働けるのか?というニーズに答えられるでしょう。

エンジニア採用の競争が激化する中、エンジニアが本当に知りたい情報を明確に示す「エンジニアファーストな採用サイト」の重要性はますます高まっています。給与や評価制度、技術スタックなどの具体的な情報を充実させることで、エンジニアの応募意欲を高め、入社後のミスマッチを減らす効果が期待できます。
今回紹介した5つの事例からも分かるように、企業ごとにアピールすべきポイントは異なります。しかし共通しているのは、「求職者の目線に立った具体的な情報提供」と「社内のリアルを伝える工夫」があるという点です。これらを取り入れた採用サイトづくりが、エンジニアに選ばれる企業への第一歩となります。
弊社の採用サイト制作サービスについて
弊社では、エンジニア採用を含めた求職者ファーストな採用サイト制作を行っています。採用要件の設計からコンテンツ企画、デザインへの落とし込みまで、一貫してサポートが可能です。
サービスの詳細を知りたい方は、資料をダウンロードしてご覧ください。⇒Miuitがわかる3点セット(サービス紹介・支援実績・お役立ち資料)
自社の採用サイトについてお悩みがある方はお気軽にご相談ください。⇒無料相談を受付中
- 「採用サイトをリニューアルしたいが、どこから手を付ければよいか分からない」
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など、さまざまなご相談に対応いたします。
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