TikTok採用とは?大手企業でも活用できるTikTok採用戦略の成功事例をご紹介
公開日:2024年3月25日
採用戦略新卒採用
目次
- TikTokを採用戦略に取り入れる理由
- ー若者にリーチしやすい
- ー潜在層にアプローチができる
- ー拡散力が高い
- TikTokを使った採用の活用事例
- ー全日本空輸株式会社(ANA)
- ーUSEN-NEXT GROUP
- ー株式会社I-ne
- TikTok採用活動の基礎
- ーアカウント設定と基本戦略
- ーコンテンツの作り方
- ーターゲットとなる若者にアプローチする方法
- TikTok採用活動でのよくある誤解と対策
- ー誤解1:即効性がある
- ー誤解2:特別なスキルが必要
- ー誤解3:フォロワー数が全て
- ー誤解4:バズれば良い
- TikTok採用を成功させるヒント
- ー目標設定と効果検証
- ーユーザー参加型コンテンツの活用
- ー効果的なハッシュタグの使用
- TikTokに関するよくある質問
- ー予算はいくら必要ですか?
- ー法的な問題にどう対処する?
- ー競合他社と差別化する方法は?
- まとめ:TikTokを採用戦略に上手に組み込むために
採用サイトの制作を中心に採用支援を行っている株式会社Miuitです。
採用において、若年層をターゲットとする場合、彼らが日常的に利用しているプラットフォームへのアプローチは重要な施策となります。
その中でも、TikTokは特に注目されているプラットフォームの一つです。
この記事では、TikTokアカウントも運営する弊社が、基本の採用戦略と、実際に成功を収めている大手企業の事例などをご紹介しています。
TikTokを採用戦略に取り入れる理由
近年、TikTokは採用の新たなチャネルとしてその効果が注目されています。
特に、新卒採用を強化したい企業が、若者の認知を獲得するための施策として活用するケースが増えています。
若者にリーチしやすい
TikTokは、特に10代から20代の若者に人気のあるSNSです。この年齢層は新卒採用の主要なターゲットであり、彼らが日常的に利用するプラットフォームを通じてアプローチすることは、採用の成功率を高める重要な要素となります。
潜在層にアプローチができる
TikTokを活用することで、従来の採用手法ではリーチしづらかった層にも触れることができます。就活を始める前段階の若者にも見てもらえる可能性もあり、就活する段階で応募する候補に入ることができます。
拡散力が高い
TikTokのアルゴリズム上、フォロワーが0人でもコンテンツが急速に広まり、短時間で多くの方に視聴してもらうことが可能です。この特性を利用することで、企業は自社の情報を効率的に多くの人々に知らせることができ、広範囲にわたる認知を獲得することが可能になります。
実際に弊社が運営する「建設キャリアラボ」というTikTokアカウントは、建設業界の採用事情をコンテンツとして発信し、開始2ヶ月で86万PVを獲得することができました。
@constructioncareer
TikTokを使った採用の活用事例
多くの企業がすでにTikTokを活用した採用活動に成功しています。今回は、3社の活用事例をご紹介します。
全日本空輸株式会社(ANA)
@ana_allnipponairways feel so good 🫰🫰💞@【コムドット】やまと @【コムドット】ゆうた @コムドットの日常 #コムドット #やまと #ゆうた #コムレンジャー #初期メン #グランドハンドリング #グラハン #allnipponairways
♬ Crush - Bella Poarch & Lauv
日本国民なら誰もが知っている航空会社「全日本空輸株式会社(ANA)」は、有名アイドルや有名YouTuberを起用した動画で話題になりました。
人気配信社とコラボするという資本力のある企業にしかできない戦略を取ることで、他社と圧倒的な差別化を図りました。
最初は否定的なコメントが多かったものの、現在は好意的なコメントに変わってきており認知拡大の施策として成功を収めたといえます。
また、コラボ動画以外にも学生インタビューや職業紹介など会社の理解を深める動画も投稿しており会社の興味付けを行っています。
USEN-NEXT GROUP
@usennext_saiyo フィールドエンジニアは、 高専生が多く活躍しております! (撮影時は冬でした🫣☃️) #25卒 #25卒就活 #IT企業 #通年採用 #社会人の1日 #高専 #高専生 #北海道就活 #北海道企業
♬ アイドル - YOASOBI
USEN-NEXT GROUPは、新卒採用の専用アカウントを運用しています。
就活のあるあるや社員の1日、社員インタビューなどの動画を発信して求職者に会社の魅力をアピールしています。
中でもオフィスコーデの企画が特にバズっており、「ここで毎日働かせてください」や「お洒落ですね。ここで働きたいです」というコメントが多数寄せられています。
会社雰囲気を伝える動画を発信することでミスマッチの防止に役立っています。
株式会社I-ne
@ine_pr_official 今日は野菜の日!I-neの会社の社員食堂紹介 #福利厚生 #食堂 #給食 #アイエヌイー #広報 #広報担当 #会社 #ベンチャー企業 #会社紹介
♬ Stylish cafe-style BGM - Hiro Hattori
BOTANISTやサロニア、YOLUで知られている化粧品を取り扱う株式会社I-neはTikTokを採用広報として活用しています。
社員食堂を紹介する動画が、こんな会社で働きたいと話題になりました。福利厚生が良いというイメージを持ってもらうための施策が成功した事例です。
また最近では、インターン募集についてや面接で期待することなど就活に関連するコンテンツを充実させており求職者のエンゲージメントを高めています。
TikTok採用活動の基礎
TikTokを採用活動に取り入れるには、まずアカウント設計から始めましょう。効果的な活用法として、以下のポイントが挙げられます。
アカウント設定と基本戦略
企業アカウントを設定する際は、プロフィール画像や紹介文に企業のアイデンティティを反映させ、求職者が興味を持ちやすいように工夫しましょう。また、どのようなメッセージを伝えたいのか、ターゲットは誰なのかを明確にすることが一番重要です。
コンテンツの作り方
TikTokのコンテンツは、インパクトのあるものが求められます。社員の1日や、従業員の声、独自の取り組みのリアルを魅力的に発信することを心がけましょう。また、トレンドを取り入れつつも、会社の色(オリジナリティ)を忘れないことが大切です。
ターゲットとなる若者にアプローチする方法
TikTok上で効果的に若者にアプローチするには、彼らの興味や関心に合わせたコンテンツ作りが必要です。また、コメントやシェアを積極的に促すような仕掛けを取り入れることでエンゲージメントを高めることができます。
TikTok採用活動でのよくある誤解と対策
TikTokを採用活動に活用する際には、以下のような誤解があります。
誤解1:即効性がある
TikTokを始めとするソーシャルメディアは、継続的な投稿が必要なプラットフォームです。一夜にして劇的な変化を期待するのではなく、長期的な視点でコンテンツを投稿し、フォロワーとの関係を築いていくことが重要です。
誤解2:特別なスキルが必要
TikTokでのコンテンツ作成には、必ずしも特別なスキルや高度な技術が必要というわけではありません。企画において大切なのは、企業の魅力を正直に、かつクリエイティブに伝えることです。日常の小さなことから、従業員一人ひとりの個性や活躍を紹介することで、企業のリアルな魅力を伝えられます。また、動画編集においては有料のサービスではなくTikTokアプリ内にある編集ツールを使用するか「CapCut」というTikTokの公式動画編集アプリの利用をお勧めします。
誤解3:フォロワー数が全て
TikTokにおける成功の指標は、フォロワー数だけではありません。重要なのは、どれだけターゲットとなる層とエンゲージメントを持てるかです。多くのフォロワーを持つことも大切ですが、質の高いエンゲージメントを構築することがとても重要です。
こちらは、弊社投稿動画のインサイトです。ターゲットとしている18~24歳の男性にしっかりと届いていることが確認できます。
誤解4:バズれば良い
TikTokはダンスや歌などのエンターテイメント性が高いコンテンツで知られていますが、採用活動ではそれだけでは不十分です。ただ、ダンス動画をアップロードしてTikTok上でバズることのみを目的にするのではなく、どんな会社のイメージを持たれたいかを意識した発信をすることが重要です。
TikTok採用を成功させるヒント
TikTokを使った採用を成功させるためには、以下のヒントが役立ちます。
目標設定と効果検証
運用を始める前に、何を目標にするのかを明確に設定しましょう。例えば、応募者数の増加、ブランド認知度の向上、特定の職種への関心の喚起など、目指すべき目標を具体的に定めます。また、成功の測定基準を設定し、運用の効果を定期的に分析することが重要です。
ユーザー参加型コンテンツの活用
ユーザーが参加できるコンテンツを積極的に取り入れることで、エンゲージメントを高めることができます。例えば、企業の業務に関連するクイズや、質問を募集して回答するなど、参加意欲を促すコンテンツの提供が効果的です。
効果的なハッシュタグの使用
ハッシュタグは、TikTok上でのコンテンツの拡散力を高める重要なツールです。関連コンテンツのハッシュタグを統一して使用することで、キャンペーンの認知度を高めることができます。また、トレンドに合わせたハッシュタグの活用も、新たなユーザーとの接点を作る機会となります。(2024年現在は、4~5個程度のハッシュタグが良いとされています)
TikTokに関するよくある質問
TikTokを採用戦略に活用する際に、よくある質問とその回答を紹介します。
予算はいくら必要ですか?
TikTok活用の費用は、企業の規模や目標によって大きく異なります。基本的には、コンテンツ制作にかかる人件費や、広告費用などが主なコストとなります。 ※広告費は不要なケースもあり。
効果的な運用を行うためには、事前に予算を明確に設定し、適切な資源配分を行うことが重要です。
法的な問題にどう対処する?
TikTokを含むソーシャルメディアを利用する際には、著作権やプライバシーの問題に注意する必要があります。特に、外での撮影などで一般人を写す際は、適切な同意を得ることが重要です。
競合他社と差別化する方法は?
TikTok上で競合他社と差別化を図るためには、独自のコンテンツを提供することが重要です。企業独自の文化や価値観を反映したオリジナルのコンテンツを通じて、応募者に新鮮な印象を与えることができます。ただ、オリジナルコンテンツのみで再生数を上げるのは難しいので、トレンドを活用することも重要です。
まとめ:TikTokを採用戦略に上手に組み込むために
TikTokの活用は、採用活動に対して新しい認知獲得ツールです。しかし、重要なのはそれぞれの状況に合わせた適切な使い方を見つけることです。認知を獲得しても、興味関心を持ってもらうコンテンツ(採用サイトやInstagramなど)がないと採用がうまくいかない場合もあります。 本記事で触れたポイントを踏まえ、企業が持つ魅力を効率的に伝え、目標とする人材にリーチする戦略を立てましょう。TikTokを一つのツールと捉え、採用において賢く活用することが採用成功の鍵となります。
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