1人人事必見!初めての面接官が押さえるべき5つのポイント
公開日:2024年6月24日
スタートアップ
目次
採用活動において、面接は候補者の適性を見極める重要な機会です。特に1人人事として初めての面接官を迎える方にとっては、この役割は大きな挑戦となることがあります。「何を質問すべきか」「どのように評価すべきか」という不安を抱えながら、限られた時間内で適切な判断を下さなければならないからです。
この記事では面接官が押さえるべき5つのポイントについて書いていきます。Miuitでは採用代行サービス、そんな1人人事の皆さまをサポートしています。特に面接やカジュアルな面談に強みを持ち、面接の進め方が分からない方に対して、分かりやすくノウハウをお伝えしています。「採用代行の導入を検討している」「自社で採用を始めたが面接の仕方が分からない」とお困りの場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
1. 変化する採用市場と採用面接
採用市場は急速に変化しており、企業の採用戦略もそれに合わせて進化を遂げています。また、昨今フリーランスも多くなってきたことから、外部へ発注機会も多くなってきたのではないでしょうか。企業は従来の採用手法だけでなく、ベンチャー企業においては、限られた予算内で適切に人の採用することが求められています。
2. 初めての面接で面接官がジャッジすべき5つの要素
2.1 コミュニケーション能力:円滑な対話の鍵
コミュニケーション能力は、ほぼすべての職種において重要です。1次面接では、以下の要素を観察することで、候補者のコミュニケーション能力を評価できます。
- 論理的思考:質問に対して筋道立てて回答できているか
- 表現力:自分の考えを明確に伝えられているか
- 傾聴力:質問の意図を正確に理解し、的確に応答しているか
- 柔軟性:予想外 な質問にも臨機応変に対応できるか
私の経験では、履歴書だけでは分からない候補者の人となりが、実際に対話することで浮き彫りになることが多々ありました。例えば、ある技術職の候補者は書類上では申し分なかったのですが、面接で技術的な質問をした際、質問の意図を理解せずに一方的に話し続けてしまい、コミュニケーションの難しさが露呈しました。
質問例:
- 「前職での最も困難だった状況と、それをどのように乗り越えたかを教えてください。」
- 「チーム内で意見の相違があった際、どのように解決に導きましたか?」
2.2 主体性:自律的な行動力を見極める
特にベンチャー企業では、自ら課題を見つけ、解決策を提案・実行できる主体性のある人材が求められます。以下の点に注目して評価しましょう。
- 自律性:与えられた仕事以外にも自ら行動を起こせるか
- 責任感:自分の言動に責任を持ち、結果にコミットできるか
- 創造力:新しいアイデアを生み出し、実行に移せるか
私が面接した中で印象に残っている候補者は、前職での業務改善の取り組みについて熱心に語ってくれました。自ら問題点を見つけ、上司を説得して新しいシステムを導入したという経験は、まさに主体性の表れだと感じました。
質問例:
- 「前職で自ら提案し、実現させたプロジェクトについて教えてください。」
- 「今までの経験の中で、最も自信を持って取り組んだことは何ですか?」
2.3 挑戦心:成長への意欲を探る
ベンチャー企業では環境が目まぐるしく変化するため、常に学び、成長し続ける意欲が必要です。以下の要素から候補者の挑戦心を評価できます。
- 好奇心:新しいことを学ぶ意欲があるか
- 達成意欲:高い目標を設定し、それに向かって努力できるか
- 変革力:現状に満足せず、より良い方法を模索できるか
私が面接を担当した際、ある候補者が自己啓発のために休日を利用して資格取得にチャレンジしている話を聞き、その向上心に感銘を受けました。このような姿勢は、急成長するベンチャー企業には欠かせないものです。
質問例:
- 「最近学んだ新しいスキルや知識について教えてください。」
- 「失敗を恐れずに挑戦したけれどもうまくいかなかった経験はありますか?そこから何を学びましたか?」
2.4 協調性:チームワークの土台を確認
どんなに優秀な個人でも、チームで働く環境では協調性が不可欠です。以下の点を観察することで、候補者の協調性を評価できます。
- 役割意識:チーム内での自分の役割を理解し、責任を持って遂行できるか
- 貢献心:チームの目標達成のために自ら動けるか
- 適応力:異なる意見や環境の変化に柔軟に対応できるか
私の経験では、「チームでの失敗経験」を聞くことで、候補者の協調性が見えてくることが多々ありました。失敗の原因を他人のせいにせず、自分の反省点も含めて冷静に分析できる人は、チームワークにおいて重要な存在となり得ます。
質問例:
- 「チームで働く上で最も大切にしていることは何ですか?」
- 「異なる意見を持つ同僚とどのように協力して仕事を進めますか?」
2.5 誠実性:信頼できる人材かどうかを見抜く
誠実性は、長期的な信頼関係を築く上で非常に重要です。以下の要素から候補者の誠実性を評価できます。
- 真面目さ:与えられた仕事に真摯に取り組む姿勢があるか
- 継続力:困難な状況でも粘り強く取り組めるか
- 正直さ:自分の短所や失敗も隠さず、率直に話せるか
私が面接を行う中で、自分の弱点や失敗経験を率直に語ってくれる候補者には好印象を持ちました。それらを克服するためにどのような努力をしたかを具体的に説明できる人は、誠実さと成長意欲の両方を備えていると言えるでしょう。
質問例:
- 「仕事で大きな失敗をしたことはありますか?それをどのように乗り越えましたか?」
- 「自分の弱点だと思う点は何ですか?それを改善するために何か取り組んでいることはありますか?」
1次面接では、限られた時間の中で候補者の適性を見極める必要があります。上記5つのポイント(コミュニケーション能力、主体性、挑戦心、協調性、誠実性)に焦点を当てることで、効率的かつ効果的な評価が可能になります。
私自身、これらのポイントを意識して面接を行うようになってから、より質の高い人材を見出せるようになりました。また、面接の準備や進行もスムーズになり、工数の削減にもつながりました。
ただし、御社の文化や求める人材像に合わせて、適宜調整していくことが大切です。面接を重ねるごとに、自分なりの「見るべきポイント」が明確になっていくはずです。
1人人事として採用業務に携わる方々が、自信を持って面接に臨めることを願っています。効果的な1次面接を通じることで、御社の成長を支える素晴らしい人材との出会いがあることでしょう。
4. まとめ:初めての面接で面接官がジャッジすべき5つの要素
1次面接での見るべき項目は、以下の点にあります。
1. コミュニケーション能力:円滑な対話の鍵
2. 主体性:自律的な行動力を見極める
3. 挑戦心:成長への意欲を探る
4. 協調性:チームワークの土台を確認
5. 誠実性:信頼できる人材かどうかを見抜く
これらのポイントを押さえつつ、自社の特性や状況に合わせた質問内容を用意し、採用活動を行うことが重要です。また、ミウイットでは採用コンサルティングのみでなく、採用サイトを使った採用戦略に関してもノウハウがございますので、より具体的なアドバイスが必要な方は、ぜひミウイットにお問い合わせください。
- -採用総合改善サービス/採用マーケティング
- -採用サイト制作
- -採用コンサルティング
- -コーポレートブランディング
- -Webサイト制作
Copyright © Miuit Co., Ltd. All rights reserved.