明文化されていなかった思想の言語化でブランドの土台を確立。採用サイトを思想の発信地へ。

制作後のインタビュー
今回は、採用コンセプト設計から採用サイト制作、動画・写真撮影までをMiuitが一貫して担当しました。 本記事では、取り組みを決めたきっかけからリニューアル後の変化まで、メドピア株式会社ご担当者様にインタビューします。
採用サイトリニューアルを検討されたきっかけを教えていただけますか?
採用活動自体はずっと継続していましたが、採用サイトはほとんど手をつけられていない状態が長く続いていました。 イベントに登壇したりスピーカーとして発信したりと、リアルでの関係構築には力を入れていた一方で、採用サイトの優先順位はどうしても後回しになってしまっていたんです。 課題感はぼんやりとありながらも、「何をどう変えるべきか」が社内で言語化できていませんでした。しかも人の力で採用活動がそれなりに回っていたので、大きなきっかけがないと踏み切れない状況が続いていました。そんな中、執行役員 人事責任者の山際がMiuitさんのセミナーを受けて、自社の採用サイトの何がどう課題なのかが具体的に見えるようになり、そこからプロジェクトが動き出しました。

弊社を選んでいただいた決め手を教えていただけますか?
決め手は「課題の根本から一緒に見つめ直してくれる姿勢」でした。 いざリニューアルに踏み切るにあたり、複数社に提案をお願いしたのですが、Miuitさんの姿勢には初回から他社と違いを感じていました。私たちが伝えた課題に対するアプローチを用意するだけでなく、「そもそもどこに課題があるのか」というところから一緒に考えてくれたんです。事前に深くリサーチした上で、私たちが十分に言語化できていなかった部分も含めて課題の全体像を示してくれました。 言われたことをこなすのではなく、本質的な課題解決のために動く。その姿勢がMiuitさんにお願いしようと感じた理由でしたね。
実際にお取り組みをされてみて、良かったと感じたことや他社との違いを教えていただけますか?
取り組みを通じて一番良かったと感じたのは、私たちの想定を超えてプロジェクトに踏み込んでくれた点です。 打ち合わせのたびに、こちらが期待していた以上のアウトプットが返ってきました。通常の制作フローでは求めないようなことも、こちらが要望する前に動いてくれることが続いて、「ここまでやってくれるのか」と良い意味で驚かされる場面が何度もありました。 また、プロジェクトの途中でゴールの方向性が大きく変わることがあったのですが、Miuitさんは意見を押し通すことなく、懸念点やメリット・デメリットを丁寧に整理した上で最終的な判断をこちらに委ねてくれました。私たちが目指したい姿を理解してくださり、方針転換の前も後も「共に作り上げる」姿勢が変わらなかったことが、強く印象に残っています。 このゴールの方向転換が起こってすぐ、Miuitさんが弊社代表の後藤も同席するかたちで認識をすり合わせる場を設けてくれました。サイトを通して何を伝えたいか、そのためにどんな言葉を使うかという、根幹から枝葉の部分まですべて話し合えたことで、向かうべき方向の認識をしっかり一致させた上で制作を進めることができました。通常の制作フローではここまで踏み込まないと思うのですが、そこまでやってくれたからこそ後半の制作がとてもスムーズに進んだと感じています。 また、小規模な体制で動いていただいていたこともありコミュニケーションが取りやすく、それが変化への柔軟な対応につながっていたと思います。
リニューアル後のサイトをご覧になっての印象やご感想をお聞かせください。
プロジェクトを通じて関係者みんなから出てきたのは、「向かいたかったゴールが実現できた」という感想でした。 採用サイトといえば「情報量を揃えて、できるだけ多くの人に届ける」のが一般的な王道ですが、私たちはあえて逆を行く方針でした。応募数を増やすことではなく、自社の思想に深く共鳴してくれた人だけに届けばいいという考え方です。通常であれば「もっと間口を広げた方が」と提案されてもおかしくない方針でしたが、Miuitさんは私たちが実現したいことを正確に理解した上で、最後まで一緒に形にしてくれました。 ただ、「自社の思想を発信する」と言いながらも、社内にはまだ言葉になっていない考えが数多くありました。Miuitさんは、明文化はされていないけれど、確かに根付いているカルチャーや思想に深く踏み込み、私たちの意図を丁寧に読み取った上で、言葉になっていなかった考えをサイトの中で言語化してくれました。 例えば、メドピアの企業活動を象徴するものとして『山登り』というメタファーを使っていたのですが、その部分を『航海』に変えたいと依頼しました。なぜ航海にしたいのかは明確にしておらず、ページへの言語化も想定していなかったのですが、Miuitさんはその意図を読み取り、そこに込められた思想をストーリーとして提案してくれました。その提案を受けて、私たち自身も「まさにそれが自分たちの言いたかったことだ」と気づかされたんです。こうして社内の暗黙知が言葉になり、採用サイトが「ブランドの土台」になったと感じられました。 さらに、弊社のエンジニアからも高い評価がありました。要望していないにもかかわらず保守性や長期運用の品質まできちんと担保してもらえており、「長く使い続けられる土台がしっかりしている」という声も上がりました。頼んでいない部分まで考えてくれていたことは、純粋にありがたかったです。

今後、サイトまたはMiuitに期待されていることはありますか?
今回のプロジェクトでコンセプトが確立し、サイトが完成した段階です。ここからはコンテンツを充実させながらサイトを育てていく作業が続きます。ただ、過去に内部だけで改善を重ねた結果「つぎはぎのサイト」になってしまった経験があります。外からの目線で採用マーケティング全体を見てアドバイスしてもらえるパートナーとして、引き続きMiuitさんに関わっていただきたいと思っています。弊社のサイトは「多くの人に届ける」方針ではないため、訪問者数や平均滞在時間といった一般的な指標がゴールの達成度をそのまま示すわけではありません。どんな目標をどう測定していくかという設計も含めて、一緒に考えていただければと思っています。 グループ会社についても、グループ内から「変えないとね」という声が上がってきており、私自身もその必要性を感じています。グループ各社の状況はそれぞれ異なりますが、「変革を持ち込んでくれるパートナー」として、引き続き一緒に取り組んでいただけることを楽しみにしています。
どのような企業にMiuitをおすすめいただけますか?
課題がまだはっきりしていない企業さんにも、安心してご相談いただけると思います。私たちも最初は「採用サイトをどこかに頼もう」という明確な意思があったわけではなく、課題感はあるもののぼんやりとした状態でした。それでもMiuitさんは明確な課題を発掘してスタートを切ってくれましたし、方針が変わった後もずっと一緒に考えてくれました。 逆に、方針がしっかり固まっている会社にも、その方針をさらに磨き上げるかたちで力になってくれると思います。どちらの状況でも「一緒に作り上げる姿勢」が一貫していて、そこが一番の強みだと感じています。「採用で何かしなければとは思っているが、何から手をつければいいかわからない」という企業さんには、特におすすめしたいと思います。








